社長・経営者はなぜ占い・鑑定を好むのか?

社長・経営者はなぜ占い・鑑定を好むのか?

社長・経営者という立場で仕事をされている方の中には、占いや鑑定などを好む人が一定数いらっしゃいます。

多くの場合は、仕事運などを占い・鑑定される場合が多いですが、なぜ社長・経営者と言われる人たちは数字や情報に頼るのではなく占い・鑑定という不確かなものを頼るのでしょうか?

社長・経営者というのは常に悩みを抱えている

私も同じ社長・経営者という立場なので分かりますが、社長・経営者という立場の仕事をしていると常に悩みを抱えています。

  • 来月、半年後、1年後の売上や利益
  • 社員の人材育成
  • 資金繰り

など数えきれないほどの悩みを常に抱えています。

それも仕事中だけではなく、休みの日も就寝前もずっと頭の中には会社の悩み事が溢れかえっています。

その悩みも業績が好調であれば多少は減ることもあると思いますが、業績に関係なく社長・経営者の悩みは尽きることがありません。

なぜなら、社長・経営者という仕事は、目の前にある課題を解決することも大切ですが、1ヶ月後、半年後、1年後、5年後、10年後と未来のことを考えることが仕事なので、遠い未来のことを考えれば考えるほど悩みが尽きることがないからです。

そのために、会社の数字をチェックし、新聞、雑誌、書籍、インターネットを使った情報収集を行うことで、自分なりの仮説を立てながら未来予測を行い、今後の会社の方向性を考えるのです。

未来ほど不確実なものはない

未来に何が起こるのか?は誰も知ることはできません。

例えば、仮に未来予測ができるのであれば、その人は株式相場で大儲けすることができますが、実際にはその様なことができる人はこの世には存在しません。

しかし、それを予測しなければ会社は方向性を失い、迷走することになりますので未来予測の仮説は非常に大切です。

今はデジタルの世界になりましたので、分析するためのデータを集めることは以前に比べれば格段に集めやすいようになりましたが、ほんの10数年前までは、データを分析するどころか収集することさえ難しかった時代でした。

そんな世の中で社長・経営者は未来予測を繰り返す訳ですが、時にはその作業は苦痛にさえ感じます、

なぜならば、学校のテストのように必ず答えが用意されている訳でもなく、また予測の答え合わせをするためには長期の時間が必要になり、答えを得るまでの期間は不安と恐怖との戦いになります。

その不安と恐怖を少しでも和らげるために、社長や経営者は占いや鑑定を好んで利用する場合が多いです。

占いや鑑定というものは現実的に未来予測ができるものではないのですが、それでも占いや鑑定を好んで利用するのは、社長・経営者がカウンセラーを求めている、ということが言えるでしょう。

占いや鑑定に代わる社長・経営者のカウンセラーは他にはないのか?

社長・経営者が占いや鑑定を好むのは、未来予測に疲れたり、未来予測の答えを得るまでの不安と恐怖を解消するためですが、それ以外に方法は無いのでしょうか?

根本的な解決方法ではありませんが、それらを和らげる方法としては同じような苦しみに共感できる社長・経営者仲間とのコミュニケーションです。

経営者が抱える悩みや不安、恐怖は同じ立場を経験した人にしか理解することはできません。

私も社長・経営者として歩き出した頃までは、学生時代の友人知人と会食したりすることが多かったですが、社長。経営者としての期間が長くなると、学生時代の友人知人との付き合いはほぼ無くなってしましました。

なぜならば、私の抱える悩みや不安をサラリーマンとして仕事をしている彼らには理解ができないからです。

私の友人知人が能力不足ということではなく、彼らは社長・経営者という立場を経験したことがないので私が抱える悩みや不安に共感することができないのが原因です。

社長・経営者は会社全体、従業員全員の責任を背負っていますが、サラリーマンの背負っているものは、会社の一部であったり家族などの会社とは関係のないものを背負っている割合の方が高い訳ですから、お互いを相互に共感することができないため話が噛み合わなくなるのです。

よって、社長・経営者の悩みや不安に共感し助け合うことができる信頼関係を持てるのは、社長・経営者の立場を経験した人にしかできません。

もし、あなたが社長・経営者として悩みや不安を抱えて苦しんでいるのであれば、まずは社長・経営者の仲間を作ることから初めてみてはいかがでしょうか?

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