会社主催の忘年会・新年会を開催するか悩んでいる社長へ

会社主催の忘年会・新年会を開催するか悩んでいる社長へ

コロナ禍前にもこの議論がありましたが、会社主催または会社が会費を補助する形の忘年会・新年会を開催するのかどうか?

私の世代では会社主催や会費補助での強制参加の忘年会・新年会は当たり前でしたが、コロナ禍を経た現在においてこの状況はどのように変化したのでしょうか?

2023年「忘・新年会に関するアンケート」調査

東京商工リサーチが企業向けに行った2023年度の忘年会・新年会の開催の有無に関するアンケートによると、・・・

会社主催の忘年会・新年会を開催するか悩んでいる社長へ

  • コロナ禍前実施+2023年度実施:36.25%
  • コロナ禍前非実施+2023年度実施:18.22% 2023年度実施:54.47%

 

  • コロナ禍前実施+2023年度非実施:21.89%
  • コロナ禍前非実施+2023年度非実施:23.64% 2023年度非実施:45.53%

このように2023年度の忘年会・新年会を実施する企業はかろうじて半数以上あることが分かりましたが、私の世代から考えると忘年会・新年会を実施する企業は少なくなったと感じるデータとなっています。

また、同アンケートの中に忘年会・新年会を実施しない理由に関しては・・・

会社主催の忘年会・新年会を開催するか悩んでいる社長へ

  • 「開催ニーズが高くないため」の53.8%
  • 「参加に抵抗感を示す従業員が増えたため」の42.2%

という回答が上位の1位、2位を占める結果になっています。

このことから、私の世代の人間が忘年会・新年会を開催する企業が少なくなったと感じるのは、コロナ禍前にも言われていたような若手の従業員を中心に業務以外での会社の同僚とのコミュニケーションの重要性を重視していない、または個人の時間を尊重するワークライフバランス型の従業員が増えたと予想することができます。

(引用・参照元:東京商工リサーチ「2023年「忘・新年会に関するアンケート」調査」より」

従業員は会社の忘年会・新年会に出席したくないと思っているのか?

この東京商工リサーチが企業向けに行った2023年度の忘年会・新年会の開催の有無に関するアンケートを話題に取り上げたTV番組「ひるおび」のLINEによるアンケート結果によると・・・

会社主催の忘年会・新年会を開催するか悩んでいる社長へ

  • 参加したい:43.4%
  • 参加したくない:56.6%

と企業が把握している会社主催の忘年会・新年会の開催ニーズが高くない、参加に抵抗感を示す従業員が増えたとする認識と一致することが分かります。

(引用・参照元:TBS NEWS DIG「会社の「忘年会」参加したい?したくない?アンケート コロナ禍で心境に変化も【ひるおび】」より」)

しかし、コロナ禍前では会社主催の忘年会・新年会へ参加したくないと考えている層が20代を中心とした若い従業員であると指摘されていたにも関わらず、コロナ禍後においては年代に関わらず参加したくないと考える人が増えています。

会社主催の忘年会・新年会に参加したくない層が広がった理由は不明ですが、現在もコロナウイルスが存在する現状での集まりに参加することへの抵抗感やリモートワークなどによって、組織、チームへの帰属意識の低下などが理由ではないか?と考えられます。

会社主催の忘年会・新年会は開催する必要はないのか?

従業員が会社主催の忘年会・新年会には参加したくないと思っている人が半数以上存在することが分かり、かつ企業もその状況を把握して開催しない企業が半数近いことを考えると会社主催の忘年会・新年会は開催しない方が良いのでしょうか?

会社はなぜ在宅勤務ではなく出勤することを希望するのか?

アメリカの求人サイト「Monster」が1,800人以上のアメリカの就業者や人事担当者を対象に行ったアンケート調査によると、社長の35%が従業員に対して100出勤を求める、33%が…

こちらの記事でも書いている通り現在の企業では職場におけるコミュニケーションを改めて重視する傾向になります。

よって、忘年会・新年会などの場を活用した従業員同士のコミュニケーションの場は会社にとって必要と考えます。

しかし、会社が主催。会費を補助することで全員参加を義務付けるようなことは避けるべきだと考えます。

多様性の時代と言われている昨今であり、個々の従業員の意志を尊重することが必要です。

よって、会社主催、会費補助であって強制参加ではない旨を通知するなど自由参加を前提としたものにすることが必要だと考えます。

または、就業時間内に1時間ほどの軽食や缶ビールなどでプチ忘年会・新年会などを行うのも良いかと思います。

会社は仕事をする場所であり、個々に目標が設定されています。

その個々の目標を個々に達成するためにコミュニケーションが必要であるから、その一環として忘年会・新年会という場を設けているに過ぎないということです。

よって、コミュニケーションが取れるのであれば、雑談でも喫煙所でもランチでも構わないので日頃から従業員同士のコミュニケーションの場を提供することを心がけるのが社長の仕事ではないでしょうか?

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投稿者プロフィール

山下午壱
山下午壱エグゼクティブコーチ/経営コンサルタント
1968年生まれ。兵庫県出身。
玩具業界(商社)、映画業界を経て人材サービス業界で20年働く。
中堅規模の人材サービス会社の経営の傍らで多くの経営者と交流し、中小企業の社長の立場でコーチング、コンサルティング実績を積む。現在はエグゼクティブコーチ+経営コンサルタントを組み合わせた独自の手法で活動中。