「9時5時の仕事なんて無理」というZ世代をどのように活用すべきなのか?
最近話題になっているZ世代の女性が「9時5時の仕事なんて無理」と訴える動画について賛否両論が広がっています。
「だからZ世代はだめなんだよ」と一言で片付けるのは簡単ですが、このZ世代のイマドキの若者を会社はどのように活用すべきなのでしょうか?
Z世代の新卒女性は何を訴えたいのか?
動画投稿サイトでZ世代の女性が「9時5時の仕事なんて無理」と嘆く動画が話題ですが、日本の一般的な常識では、「9時5時の仕事なんて無理」という意味が理解できないと思います。
彼女が動画で訴えた内容は・・・
9時から17時までの仕事スケジュールは「クレイジー」だと言い、ジムに行く体力もデートする時間もない
というのが主な内容です。
つまり、長時間(だと彼女が考える)労働時間とプレイベートな時間のバランスが悪い。
もっと仕事を効率的にできないのか?ということを訴えたかったのではないかと推測できます。
なぜイマドキの従業員は管理職を目指さないのか?
長年経営をしていると世の中のトレンドの変化とともに従業員の思考も変化することに気づくことが多いと思います。 これまでの日本のサラリーマン社会において、部長や課長…
こちらの記事でもお伝えしていますが、イマドキの若者(Z世代)の働く、キャリアという考え方がこれまでの常識から変化していることの一つの象徴だと思います。
仕事もするけれどコスパよく仕事を行えば、労働時間という縛りは必要なく残りの時間でプライベートを充実させることができるのでは?という一種の問題提起だと考えれば自然とZ世代の活用方法が分かるのではないでしょうか?
イマドキの若者(Z世代)の価値観・特徴
月刊「総務」の企業向けアンケート調査によると、「世代社員の価値観にどんな特徴を感じるか?」という問いに対して、
- 「ワーク・ライフ・バランス重視である」:96.7%
- 「フレキシブルな勤務体制を重視する」:86.9%
など、働き方の柔軟性を重視していることのわかる結果になっています。
また、同アンケート調査において企業は、「Z世代社員のスキルにどんな特徴を感じるか?」という問に対して、
- 「デジタルリテラシーが高い」:90.1%
- 「情報処理能力が高い」:86.9%
という結果になっています。
これは冒頭でお伝えしたZ世代の「9時5時の仕事なんて無理」という訴えとほぼ同様の価値観を企業は日本のZ世代の若者も同様であると考えているということが言えます。
よって、これらの特徴を持ち、かつこれらの価値観を活かした活用を行うことが、企業がZ世代の若手社員を活用する1つの答えになると考えます。
イマドキ(Z世代)の若者の活用方法
Z 世代がワーク・ライフ・バランスを重視し、フレキシブルな勤務体制を好む傾向があることから、 労働時間だけでなく成果や達成度に焦点を当てた評価制度を導入することが望まれます。
つまり、Z世代の若者は効率よく与えられたミッションを達成することを重視しているため、働く時間、期間に関係のない評価制度を取り入れることができれば、重要な戦力として活用することができると考えます。
さらに、 Z 世代のデジタルリテラシーが高いことを活かして、 新しいテクノロジーやデジタルツールを導入し、業務プロセスを効率的に進めるような環境を整えることも有益です。
これにより、情報処理能力の高さを生かし、チーム全体での情報共有や効果的なコミュニケーションが可能になることが予測されます。
Z世代の若者を重要な戦力として活用するためには、企業側も過去の慣習や慣例を除外し早急に働き方のDX化を推進することが重要であり、成果に対するスピーディーな評価を行うことでワーク・ライフ・バランス的な働き方ができることを企業は訴求する必要があります。
【引用・参照元】
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