営業部署は資産なのか?コストなのか?

営業部署は資産なのか?コストなのか?

基本的には会社という組織は営業という部署が売上を作ることで会社として機能しています。

よって、会社の中でも営業部署は稼ぐ部署=資産と考えるのが当然だと思われている社長は多いと思いますが、今後は営業部署が資産からコストに変化するかもしれません。

営業部署が資産である理由

営業部署は会社の売上を作る非常に重要な部署です。

よって、多くの会社では営業部署が会社である意味一番重要であり、大切な資産として扱われています。

会社は顧客の困りごとを解決し、その対価としてお金という形で売上を作ります。

その営業部署が作った売上の中から人件費、仕入れ費用などのコストを支払い残ったお金が会社の利益となります。

つまり、会社という組織は売上が無くなると人件費は払えない、仕入れができない、家賃も払えないことになるので、会社の重要な原動力であるからこそ会社にとっては大きな資産、財産として考えるのは当然だと思います。

しかし、私はあと数年?いや10数年後には、会社にとって営業部署が資産としての価値が減少し極論を言えば余計なコストになる可能性すらあるのではないか?と考えています。

営業部署が資産から余計なコストになる理由

営業(テレアポ)を外注する際の注意点

最近はいろいろな外注サービスが存在しますが、1番ポピュラーな外注サービスの中に営業代行サービスがあります。 会社によって提供されるサービス内容には違いがあります…

例えば、こちらの記事にも書かせていただきましたが、現在は営業が行う仕事の多くを請け負うアウトソーシング会社が現在多数存在しています。

テレアポだけを請け負う会社もあれば、営業代行としてアポ取りからクロージングまで請け負う会社もあります。

以前は営業マンを専門に派遣する会社もありましたが、最近は請負という形が多くなりました。

料金体系も複数ありテレアポの打電数✕単価、アポ獲得数✕単価、月額固定型、成果報酬型など多岐にわたります。

どのような料金体制でもコストは発生しますので、当然コスト増にはなるのですがコストを吸収できるだけの成果を出さなければどこの会社も契約してもらえません。

よって、それなりの成果を出している営業代行のアウトソーシング会社が多くなっていることは間違いありません。

つまり、自社の営業部署に必要なコストよりもコストが多少増えたとしても自社の営業部署よりも売上、利益を稼ぐことができるのであれば、営業行為まるごとアウトソーシングする方が、コストパフォーマンスが高いということになります。

今後の営業部署のあり方はどのように変わるのか?

私の世代の営業のように足で稼ぐ営業というものは、かなりの割合で減少することになると考えます。

なぜならば、営業コストが高く非効率な方法だからです。

働き方改革で労働時間が強制的に減少させられている状況であり、労働人口の減少もありますのでできるだけ効率的で、かつローコストでこれまで以上の成果を得ることが求められています。

であれば、営業という仕事のプロセスをシンプルにすること、属人性を廃してマニュアル化、仕組み化することになりますので、営業部署、また営業マンのこれまでのノウハウが通用しなくなることになります。

営業に限らず仕事がシンプルに、マニュアル化、仕組み化されるということは極論未経者でも一定の成果を出すことが可能になります。

つまり、未経験者でも一定の成果を出せる仕組みがある程度整ったのであれば、それを専門のアウトソーシング会社へ依頼すれば社内で内製化する必要もなくなります。

今後の会社内での営業部署のあり方は、自社で稼ぐというよりは他社に稼がせるために何をするのか?を考える部署になれば、人員もミニマムな体制になりますのでコスト削減、売上増という形態に変化するのかもしれません。

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