新卒採用に悩んでいる社長はハイスペック過ぎる人材を求めていないか?

新卒採用に悩んでいる社長はハイスペック過ぎる人材を求めていないか?

会社の規模感が一定規模になると新卒採用を検討する社長は多いと思います。そして、多くの会社はリクナビやマイナビなどの新卒求人サイトへ求人広告を掲載する訳ですが、思った以上に応募が集まらないのには理由があります。

そもそも求人広告の原稿には何を書けば良いのか?

現在主流のインターネットを使用した新卒求人サイト、主流はリクナビやマイナビなどになりますが、その求人広告の原稿には何を書く必要があるのでしょうか?

現状では各新卒求人サイトでは求人広告のフォーマットが決められているため、テンプレートに沿った形で指示された内容を記載することになります。

会社の事業内容、給与などの処遇内容、社長や会社としてのアピールなど概ね記載できる項目は決まっています。

これは、誰でも新卒向けの求人広告の原稿を書きやすいようにするためですが、それはつまり他の会社も同様のフォーマットに沿った形で新卒の求人原稿を書いていることになります。

つまり、どこの会社の求人広告の原稿を学生が読んでも各社の違い、差別化が認識されないため最終的には名前を聞いたことがある会社(一般消費財やサービスを提供する会社など)へ応募することになり、あなたの会社の求人広告には多くの学生は応募しない、という現象が発生しています。

よって、他社と差別化して応募数を増やすためには、求人広告の原稿に学生に対するメリットを提示できるような原稿を書く必要があります。

学生に対するメリットは給与や福利厚生だけではない

先日もインターネットサービスを提供しているGMOが新卒初任給を年収710万円(年収)で募集されていることが話題になりました。

GMOはあまり一般の方には知られていませんが、法人向けを中心としたインターネットサービスを提供している会社です。

それでも学生には一定数知名度がありますので、このような破格な給与を提示しなくても新卒求人サイトから多数の応募を獲得することができます。

このような会社も当然、リクナビやマイナビなどの新卒求人広告サイトに掲載されていますので、中小企業・ベンチャー企業のような知名度もない、給与も相場程度の条件では多くの学生の応募を獲得することはできません。

しかし、学生が就職する会社を選ぶ基準は給与や福利厚生、知名度だけではありません。

今の学生の多くは実は自己成長、社会貢献、将来の起業、独立、キャリアップなどを考えて企業選びをしている学生が大勢存在します。

逆に、給与や福利厚生の項目しか見ていない様な学生は会社の戦力としては不十分である可能性が高いため、あえてその層を狙いに行く必要もありません。

つまり、あなたの会社の新卒求人の原稿を読んで、より多くの優秀な学生を採用したいのであれば学生が臨んでいる環境を提供できることを求人広告の原稿に盛り込むことが重要です。

極論を言えば、新卒大学生の3割は3年以内に転職する傾向は今も昔も変わっていませんので、3年間で◯◯のプロになれる会社であるとか、入社後の評価によって起業、独立の支援を行う会社など思い切った学生に対するメリットを提示することが大切です。

決して、風通しの良い社風など漠然とした表現を新卒の求人原稿に書いてはいけないということです。

中小企業・ベンチャー企業にありがちなハイスペック人材を求める求人原稿

とは言え、中小企業・ベンチャー企業で採用できる学生の「層」は大手企業、人気企業と同じ「層」を採用することは難しいです。

中小企業・ベンチャー企業のオーナー社長は、社長自身がハイスペックな人材である場合が多いので、新卒採用の学生に対してもハイスペックな人材を求める傾向が強いです。

コミュニケーション能力が高く、能動的に行動できる、論理的思考に優れた人材など採用基準を高く求めたところで、そのような学生はどこの会社の面接でも内定を獲得することができます。

そして、彼らは自分自身の新卒採用市場においての自分自身の価値を知っていますので、より活躍できる、処遇面で優遇された会社を選びます。

よって、中小企業・ベンチャー企業ではその会社のレベルにマッチした人材をあえて狙いに行くのが良いでしょう。

例えるなら、走攻守の三拍子が揃ったハイスペックな人材ではなく、一芸に秀でた学生などが狙い目です。

走攻守の三拍子が揃った人材は確かにハイスペック人材ですが、それだけの市場での価値(給与)は高くなりますが、一芸に秀でた学生は、極論三拍子が揃った学生の1/3の市場での価値(給与)になりますので、中小企業・ベンチャー企業でも十分に採用できる人材です。

そのような一芸に秀でた学生が得られるメリットを新卒の求人原稿でアピールすれば、今までとは違う学生と会うことができる新卒採用ができるようになります。

【引用・参照元】

https://news.yahoo.co.jp/articles/4251851c0ff2ef175435f7bf477c888b6e703968?page=1

 

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