新聞を読まないZ世代はニュース（時事ネタ）を知らないのか？

新聞の購読数が年々減少していますが、日本人は新聞を読まなくなったのでしょうか？

特に若い世代の代表格であるZ世代と言われる人たちは新聞を読んでいないことが多いと思われていますが、実はニュース（時事ネタ）に関してはある程度把握しています。

果たして、Z世代の人たちはどのようにニュース（時事ネタ）を読んでいるのでしょうか？

新聞を読まないZ世代はニュース（時事ネタ）を知らないのか？

あなたは普段どのくらいの頻度で時事ネタやニュースに触れていますか。

（引用元：株式会社SHIBUYA109エンタテイメント「Z世代の時事ネタに関する意識調査」より）

こちらのデータを見る限り、Z世代の若者の7割は毎日1回以上ニュース（時事ネタ）を読んでいることが分かります。

また、同調査ではZ世代の若者にどのような分野のニュース（時事ネタ）を読んでいるのか？という問いに・・・

• 文化・科学（33.3%）
• 世代間ギャップ・若者に関する話題（32.7%)
• スポーツ（32.7%)
• 教育（32.4%)
• 税金関連(31.6%)

と回答しています。

新聞を読んでいる世代でも政治、経済面を読まずにスポーツ欄しか読まない人がいることを考えると、Z世代の若者はニュース（時事ネタ）に興味関心が高いことが分かります。

また、報道が増えることを期待するジャンルとして・・・

• 文化・科学（27.8)
• 教育(25.6%)
• 経済・経済政策(25.3%)
• 国際情勢(24.2%)
• スポーツ(24.0%)

となっており、実は新聞を読んでいる世代と同等またはそれ以上に政治、経済などの情勢に詳しい、または知っている状態であることが分かります。

新聞は朝と夕方の1日2回しか読むことがありませんので、Z世代の若者はそれと同じか、それ以上の頻度でニュース（時事ネタ）にふれる機会があることから、実はかなりのニュース（時事ネタ）に関して新聞を読む世代より詳しい、または早く知っている可能性が高いことが分かります。

新聞を読まないZ世代がニュース（時事ネタ）を知る方法

普段ニュースや時事ネタの情報収集として使用しているツールや媒体

（引用元：株式会社SHIBUYA109エンタテイメント「Z世代の時事ネタに関する意識調査」より）

新聞を読まないZ世代の若者がどのような手段でニュース（時事ネタ）を読んでいるのか？

グラフを見ると分かるように・・・

• X（旧Twitter（66.4%）
• テレビ番組（66.0%）
• 検索エンジン(54.9%）
• ニュースサイト・アプリ(50.4%)
• Instagram（50.2%）

このように基本的にはインターネットからニュース（時事ネタ）を知ることは予想できていましたが、その中でもX（旧Twitter）の割合が高いことがデータから分かります。

また、現在テレビ離れが進んでいると言われているにも関わらずテレビ番組からもニュース（時事ネタ）を知る機会がZ世代が多いことは全く想定外だと言えます。

ただし、テレビに関しては積極的に情報収集しているということではなく、「たまたまテレビを見て知った」という回答が多いことから、実質的にはほぼインターネット、SNSがZ世代の情報収集ツールでありその中でもX（旧Twitter）のシェアがかなり高いことが分かります。

X（旧Twitter）は速報性が高いSNSになりますので、情報を早く知る→知った情報をシェアする→コメントなどでコミュニケーションを取る、ことがZ世代の若者がX（旧Twitter）を多く利用することが多い理由と思われます。

ニュース（時事ネタ）を読むのは新聞とX（旧Twitter）のどちらが良いのか？

世代によってニュース（時事ネタ）の読み方、知り方には大きな違いがあることが分かりました。

しかし、X（旧Twitter）で本当にニュース（時事ネタ）を読み、理解することはできるのでしょうか？

新聞のメリットとデメリット

新聞は、幅広い情報を網羅しており、一覧性においては他のメディアに勝るものがあります。

政治、経済、国際情勢、文化、スポーツなど、様々なジャンルの情報を一つの紙面でまとめて提供しています。

しかし、新聞社によって報道姿勢やバイアスが異なるため、複数の新聞を読まないと一面的な情報しか得られない場合があります。

X（旧Twitter）のメリットとデメリット

X（旧Twitter）はリアルタイムでの情報提供が特徴です。

ニュースが発生した直後に情報を得ることができますし、さまざまな視点からの意見や情報が集まります。

しかし、情報の信憑性については疑問が残りますし、情報過多により信頼性の低い情報も含まれています。

Z世代の若者もニュース（時事ネタ）は把握している

新聞とX（旧Twitter）を比較すると、新聞は幅広い情報を俯瞰できる一方、X（旧Twitter）はリアルタイムでの情報提供に優れています。

Z世代の若者が新聞を読まない傾向がありますが、X（旧Twitter）を活用することでニュースを把握することができます。

しかし、情報の信頼性やバイアスの影響があるため、X（旧Twitter）では注意が必要になります。

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