あなたの会社では職場から笑い声が聞こえますか?

あなたの会社では職場からの笑い声が聞こえますか?

私が社会人になった頃はまだ会社の事務所の中に喫煙所が設置されていました。

最近は喫煙所自体が存在しない会社やビルもありますが、この喫煙所でのコミュニケーションは他部署の方々や上司、経営層の方々との貴重な接点の場になっていたことを思い出します。

現在では喫煙に関する考え方も変わりましたので、喫煙所コミュニケーションを行うことは難しいですが、それが一種の弊害を起こしている可能性はあります。

職場での雑談の効果とは?

アメリカのラトガーズ大学などによる調査では、「オフィスのおしゃべりのメリットは、デメリットを大きく上回る」という結果が公表されており、雑談により「社員の気分が上がり、助け合おうという機運が高まる」という現象が見られる、とされています。

社長の指示命令が部下に伝達されないと悩む場合に確認することは?

中小企業・ベンチャー企業の社長は会社の運営において陣頭指揮を取られている場合が多いですが、組織の大小に関わらずなぜか社長の指示命令が部下に正確に伝達されないと…

私は先日こちらのように会社の指示命令において数値などの定量的な基準を加える必要性をお伝えしました。

職場での指示命令は一種のコミュニケーションですので、指示命令というコミュニケーションでのコミュニケーションロスを少なくすることで生産性の向上が図れるとお伝えしています。

このコミュニケーションロスをさらに削減する手段として、職場内でのコミュニケーションが重要になります。

日常的に職場内での「雑談」がある程度行われている会社であれば、お互いの気心を知ることになりますので、より正確なコミュニケーションを行うことが可能になるのは想像できると思います。

私が昔経験した喫煙所コミュニケーションが存在しない現代においては、この職場での「雑談」はそれを補う効果があると思われます。

会社は仕事をする場所なので雑談は無駄である

もう一方では、会社は仕事をする場所なので雑談は無駄であり非効率的の象徴である、という考え方もあります。

私もこの意見は間違っていない、と考えます。

会社は仕事をする場所であり、そこで働く従業員には一人ひとりに会社から与えられたミッション(目標)が設定されています。

よって、会社から与えられた(期待されている)目標を達成するためには、雑談などをしている暇がない、というのは正論であり間違った考え方ではありません。

ただし、この雑談は無駄である論には前提条件が必要と考えます。

それは前段でお伝えした以前の記事にある指示命令に定量的な基準が盛り込まれた状態で行われていることです。

指示命令に定量的な基準が常に盛り込まれている職場においては、雑談は不必要なコミュニケーションである、ということは筋が通ります。

なぜなら、指示が明確に行われているのですから確実に指示が伝達され実行されることで、その成果も定量的にできたのか?できなかったのか?を判断することが可能だからです。

しかし、そのような指示命令が完璧に行われている会社はほぼ存在しないと私は思います。

特に中小企業・ベンチャー企業においては皆無だと思います。

よって、その前段階として中小企業・ベンチャー企業においては、一定の雑談はコミュニケーションロスを削減するためには効果があると考えます。

結局、職場での雑談は「有り」なのか?「無し」なのか?

論理的に考えれば、指示命令が定量的に行われているのであれば、職場での雑談は不必要であると結論付けすることが可能です。

ただし、職場で働くのはロボットではなく人間です。

仕事をしているデスクの周辺の人たち、特にフリーアドレスの職場の場合は毎日隣の席の人が異なることが多いと思われます。

その自分自身が仕事をしているデスク周辺の人たちと一定のコミュニケーションを行うことは決して無駄な時間ではないでしょう。

あまり接点がない人、部署の話を聞くことは会社全体の状況を把握することが可能になります。

また、同じ部署の人たちと円滑なコミュニケーションが取れる方が仕事を円滑に進めることが容易になります。

よって、職場での雑談の「有り」「無し」論というよりは、一定の範囲の中での雑談は有益であるが、それ以上の雑談は不要という考え方になります。

おしゃべりばかりで仕事の手が止まっているようであれば、その雑談は弊害でしかありませんが、互いを知り合うことは一種の情報共有になりますので、仕事をする仲間としては重要な要素の1つです。

よって、たまには職場から笑い声が聞こえてくるぐらいの職場の方が、中小企業・ベンチャー企業の場合は、コミュニケーションロスが削減され、生産性が向上させることが可能になります。

そこから、徐々に組織が大きくなってくると次に必要になるのが定量的な指示命令の徹底ということになります。

【引用・参照元】

https://news.yahoo.co.jp/articles/19469b93f8307d6e73d03117ee03746bc3953283?page=3

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投稿者プロフィール

山下午壱
山下午壱エグゼクティブコーチ/経営コンサルタント
1968年生まれ。兵庫県出身。
玩具業界(商社)、映画業界を経て人材サービス業界で20年働く。
中堅規模の人材サービス会社の経営の傍らで多くの経営者と交流し、中小企業の社長の立場でコーチング、コンサルティング実績を積む。現在はエグゼクティブコーチ+経営コンサルタントを組み合わせた独自の手法で活動中。