リバースメンターとは?Z世代の価値観が分からない社長に必要な理由

リバースメンターとは?Z世代の価値観が分からない社長には必要な理由

現代のビジネス界では、世代間のギャップが大きな課題となっています。

特に、Z世代と呼ばれる若者たちの価値観や行動は、従来のビジネスリーダーたちが理解しにくいものとなっています。

このような状況において、リバースメンターという概念が注目されています。

本記事では、リバースメンターとは何か、そしてなぜZ世代の価値観が分からない社長にとってリバースメンターが必要なのかを野々村 健一氏の著「問いかけが仕事を創る 」を参考にお伝えします。

リバースメンターとは?

リバースメンターとは、従来のメンター制度とは逆に、若手社員がベテラン社員や経営者に対してメンターとして付く仕組みのことです。

このアプローチにより、経営者やベテラン社員は若者の価値観や行動をより直接的に理解し、組織内での意思疎通やイノベーションの促進につなげることができます。

通常企業で行われるメンター制度は、ベテラン社員が新人社員の指導役を担う場合が多いと思います。

それは、新人社員が社会人として、ビジネスマンとしての経験不足を補うと共に、会社や社会の仕組みを学ぶ機会を作ることで新人の成長を促す制度です。

リバースメンターはその逆で特にZ世代と呼ばれる若者の価値観を年上の社長や経営者が理解を促す仕組みと言えるでしょう。

Z世代の価値観が分からない社長にとってリバースメンターが必要な理由

時代の変化への適応

Z世代はデジタルネイティブであり、テクノロジーを駆使した新しい価値観や行動パターンを持っています。

しかし、多くの社長や経営者はこれらの変化に追いつくことが難しい場合があります。

リバースメンターを通じて、社長は最新のトレンドや技術について学び、組織の戦略に反映させることができます。

顧客との接点の向上

Z世代は消費行動において独自の嗜好や価値観を持っています。

そのため、彼らの視点を理解し、顧客との接点を強化することが重要です。

リバースメンターを通じて、社長は顧客ニーズにより適切に対応し、ビジネスの競争力を高めることができます。

イノベーションの推進

Z世代はクリエイティブであり、新しいアイデアやアプローチを積極的に取り入れる傾向があります。

リバースメンターを通じて、社長は若手社員からの新鮮な視点やアイデアを受け取り、これを組織内のイノベーションに活かすことができます。

組織文化の活性化

リバースメンター制度は、組織内のコミュニケーションや連携を促進する効果も持ちます。

若手社員と経営者が直接対話することで、情報の共有や意思疎通がスムーズになり、組織全体の活性化につながります。

社長・経営者がZ世代のリバースメンターと効果的に関わるためには?

リバースメンター制度を始めるのは非常に簡単です。

社長・経営者に対してZ世代の若い社員を一定期間の接点を設けるだけで行うことが可能だからです。

しかし、得てしてリバースではなく通常のメンターにならないためには以下のような社長・経営者側の工夫が必要です。

開かれた対話の場を設ける

社長とリバースメンターの間には、オープンで率直な対話の場を設けることが重要です。

社長は自身のビジョンや経営方針について説明し、リバースメンターはZ世代の視点や価値観を率直に共有します。

定期的なミーティングやワークショップを通じて、双方がお互いを理解し合うことが重要です。

リバースメンターの意見を積極的に取り入れる

社長はリバースメンターからの意見や提案を積極的に取り入れる姿勢を示すことが重要です。

Z世代のメンターは新しい視点やアイデアを持っており、これらを組織の戦略やイノベーションに活かすことができます。

社長はリバースメンターの提案に耳を傾け、柔軟に組織の方向性を調整することが求められます。

逆質問を活用する

社長はリバースメンターに対して逆質問を活用することで、彼らの視点や考え方を深く理解することができます。

Z世代はデジタルネイティブであり、独自のコミュニケーションスタイルやコンテキストを持っています。

社長はリバースメンターに対してオープンエンドの質問を投げかけ、彼らの考え方や価値観を探求することが重要です。

相互の学び合いを促す

社長とリバースメンターは相互の学び合いを促すことが重要です。

社長はZ世代のメンターから新しい技術やトレンドについて学び、逆にリバースメンターは社長からビジネスのリーダーシップや経営戦略について学ぶことができます。

お互いの知識や経験を共有し、成長の機会を生み出すことが重要です。

信頼関係の構築

最も重要な点は、社長とリバースメンターの間に信頼関係を構築することです。

両者は互いを尊重し、オープンで率直なコミュニケーションを行うことで、信頼関係を築くことができます。

信頼関係がある場合、意見の交換やアイデアの共有が円滑に行われ、組織全体の成果につながります。

リバースメンター制度のポイントは信頼関係と公平性

リバースメンター制度は、Z世代の価値観が分からない社長や経営者にとって、新しい視点やアイデアを得るための有効な手段です。

若手社員との対話を通じて、社長は時代の変化に柔軟に対応し、組織の競争力を高めることができます。

リバースメンター制度の導入は、組織の持続的な成長と発展に不可欠な要素と言えるでしょう。

そのためには、年長者であり上司である社長・経営者が若いリバースメンターに対して、信頼感を得ることや、時には同じ目線で公平な立場であるという姿勢を示すことが重要です。

 

株式会社FiveOne(ファイブワン)では、エグゼクティブコーチング・経営コンサルティングを東京・大阪を中心に日本全国でサービスが実施可能です。

リバースメンター制度の導入、運用に関するアドバイスも可能です。

社長や経営者の適切な相談相手として、1度お話をお聞かせいただけると幸いです。

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投稿者プロフィール

山下午壱
山下午壱エグゼクティブコーチ/経営コンサルタント
1968年生まれ。兵庫県出身。
玩具業界(商社)、映画業界を経て人材サービス業界で20年働く。
中堅規模の人材サービス会社の経営の傍らで多くの経営者と交流し、中小企業の社長の立場でコーチング、コンサルティング実績を積む。現在はエグゼクティブコーチ+経営コンサルタントを組み合わせた独自の手法で活動中。