従業員との人間関係に悩む社長がやるべき3つのこととは?

従業員との人間関係に悩む社長がやるべき3つのこととは?

中小企業・ベンチャー企業は企業規模が小さいため、従業員と社長の距離感が近いことが特徴です。

これは従業員にとっては意思決定のスピードが早いこと、社長の想いを従業員が理解しやすいというメリットがあります。

逆に社長と従業員との距離が近いことで、従業員のことを社長が把握しすぎることでビジネス的な関係というよりは、家族の一員という感情を持つことが原因です。

つまり、社長と従業員が一定の距離感を保つことで社長は従業員との人間関係に悩むこと無くビジネスとして会社の成長に集中することが可能になります。

ここでは、社長と従業員が一定の距離感を保つポイントを3つお伝えしたいと思います。

社長室を作る

もし、従業員との人間関係に悩んでいる社長が従業員と一緒に机を並べて仕事をしているのなら、社長室を作り社長は自室で執務を行うことをお奨めします。

社長室という従業員と区別された空間を物理的に作ることで従業員と社長との距離感を保つことが可能になります。

事務所スペースが狭いので社長室など作れない、という場合はせめて従業員とは机を接しない場所で執務を行うことでも従業員との一定の距離感を保つことは可能です。

しかし、この場合は執務をしながら従業員と会話ができないような距離に社長の机を設置する必要があります。

社長室を作る、従業員と執務中に会話ができない距離を保つことで、社長と従業員との間に物理的な距離を作ることで、人間関係的な距離を作ることが可能です。

もし、社長室を作ることができるのなら、基本的には従業員を社長室に呼びつけて話をすることを心がけてください。

呼びつける行為は主従関係を明確にすることが可能です。

その結果、物理的な距離感と自室、自席に呼びつける行為を行うことで社長と従業員の間に一定の壁を作ることで、従業員との過度なコミュニケーションを避けることできるので一定の距離感を保てるようのなります。

従業員と会食しない

頻繁に従業員を会食やお酒の席に連れ出す社長もいらっしゃいますが、それはできるだけ止めることをお奨めします。

社長と従業員が職場を離れてコミュニケーションを取ることは、上記のような過度なコミュニケーションに繋がることもありますが、1番危険なことは従業員が社長との距離感を間違える原因になるからです。

従業員と社長の過度なコミュニケーションは、従業員が直属の上司を飛び越えて社長に意見具申する場を作ってしまうことになり、社長もまた従業員からの意見具申を聞いてしまえば、それに応えようと行動することになり組織としての指示命令系統に矛盾が生じます。

極端な話をすれば従業員は直属の上司のより自分自身は社長と仲が良い、自分の意見を聞いてくれると錯覚を起こしやがて組織の問題児になる可能性が高くなります。

できるだけ会議、打ち合わせに出席しない

社長が一般の従業員との接触を減らすために会議にはできるだけ参加しないようにしてください。

社長が出席する会議は、役員会議、部門長などの管理職が出席する会議に限定するべきです。

なぜなら、一般の従業員が参加する会議に出席をするということは、社長として何かの指示や意見を述べることになりますが、それが必ずしも同席している役員、管理職の指示と100%一致することはないからです。

要するに、普段言われている指示と社長の指示に不一致が発生することになり、こちらも組織の指示命令系統に矛盾が生じます。

その結果、役員、管理職の顔をつぶすことになり、一般の従業員は益々社長の指示、意見にしか耳を傾けなくなります。

社長が従業員との人間関係に関する悩みを解決する方法は、接触回数を減らすこと

ここまでお伝えした3つのことに共通することは、社長と従業員との接触回数を減らすことが目的のです。

人間は接触回数が多い人ほど信頼すると共に、感情移入する傾向があります。

この過度な感情が従業員という利害関係者との間に発生することで、あちらを立てればこちらが立たずという状態になり、社長の悩みを増やす原因になります。

そんなことをしたら会社の状況が把握できない、という社長がほとんどですが、逆に言えば社長が会社全体の把握をする必要が本当にあるのか?を考えなければいけません。

ある程度の問題は役員、管理職が把握し、対応し、その結果を社長は報告という形で聞けば概ね会社全体の問題は把握できるだけではなく、役員、管理職の人たちも問題解決能力をアップさせる機会にもなり、彼らの成長する機会を作ることも可能です。

逆に言えば、社長が人間関係に悩んでいる間は、その会社は組織として機能していないことを意味します。

その結果、会社の成長を妨げる原因にもなります。

私も経験がありますが従業員との距離感が遠くなることは社長にとってはとても寂しいと感じることだと思います。

しかし、社長の仕事は会社を成長、継続させ、従業員の雇用を守りつつ社会に貢献することです。

社長が従業員との人間関係に悩んでいる時間は、社長の仕事の妨げでしかないということです。

Follow me!

投稿者プロフィール

山下午壱
山下午壱エグゼクティブコーチ/経営コンサルタント
1968年生まれ。兵庫県出身。
玩具業界(商社)、映画業界を経て人材サービス業界で20年働く。
中堅規模の人材サービス会社の経営の傍らで多くの経営者と交流し、中小企業の社長の立場でコーチング、コンサルティング実績を積む。現在はエグゼクティブコーチ+経営コンサルタントを組み合わせた独自の手法で活動中。