社長がリーダシップを発揮するためにやってはいけない5つの習慣

社長がリーダシップを発揮するためにやってはいけない5つの習慣

中小・ベンチャー企業の社長にとって、リーダーシップは成功への鍵ですが、その達成は容易ではありません。

多くの社長は、リーダーシップを発揮するために必要な習慣を身につけることに苦労しています。

本記事では、成功したリーダーになるために避けるべき5つの習慣に焦点を当てます。

これらの習慣がどのようにリーダーシップを妨げるか、そしてそれらを改善することがなぜ重要なのかについて探求します。

マーシャル・ゴールドスミス氏の紹介

マーシャル・ゴールドスミス氏は、リーダーシップの世界で名高いコーチとして知られています。

彼は40年以上にわたりエグゼクティブを指導してきました。

その経験から、彼は「非常に成功した人々を制限する20の悪い習慣」というリストをまとめました。

このリストは、成功しているリーダーや経営者が陥りがちな間違った行動や習慣を示しており、彼らが更なる成長と成功を阻害する要因となるものです。

マーシャル・ゴールドスミス氏は、このリストを元に、リーダーシップの改善と成長に焦点を当て、エグゼクティブやビジネスリーダーに対して具体的なアドバイスを提供しています。

彼の著書『What Got You Here Won't Get You There』や『The Earned Life』は、リーダーシップの探求者やビジネスパーソンにとって貴重な指南書となっています。

今回はマーシャル・ゴールドスミス氏が提唱する「非常に成功した人々を制限する20の悪い習慣」(失敗する20の悪い習慣)から5つをピックアップしている記事を参考に紹介します。

リーダシップの発揮を妨げる5つの習慣

リーダーシップを発揮するための重要な要素には、適切な習慣の形成が不可欠です。

しかし、時には特定の習慣が逆効果となり、リーダーシップの発揮を妨げることがあります。

以下に、成功するリーダーになるために避けるべき5つの習慣を紹介します。

1.すべての議論に自分の意見を加えたい強い欲求

「すべての議論に自分の意見を加えたい強い欲求」は、リーダーシップを発揮する上でよくある誤解の1つです。

リーダーとしての自己主張は重要ですが、他のメンバーの意見や視点を尊重し、柔軟に対応することも同様に重要です。

この習慣が強調されると、チーム全体の協力や創造性が妨げられ、信頼関係が損なわれる可能性があります。

リーダーは自己主張を抑制し、チームの意見を受け入れることで、より包括的な意思決定を促進し、チームの成果を最大化することができます。

2.感情の不安定さを管理上の手段として利用する

「感情の不安定さを管理上の手段として利用する」ことは、リーダーシップにおける重要な問題です。

ストレスやプレッシャーが高まると、感情が高ぶりやすくなりますが、それを管理することがリーダーに求められます。

感情の爆発や不安定さは、チームメンバーに混乱や不安を与え、信頼関係を損なう可能性があります。

リーダーは、感情を冷静にコントロールし、落ち着いた判断をすることが重要です。

感情が高ぶった時には、一時的に距離を置いて冷静になる時間を取ることが効果的です。

感情を適切に管理することで、チームの安定性と信頼関係を築くことができます。

3.称賛や報酬を与えることができないこと

「称賛や報酬を与えることができないこと」は、リーダーシップにおいて重大な問題です。

チームメンバーが成果を上げた際には、適切な称賛や報酬を与えることが重要です。

しかし、それだけでなく、彼らが行う仕事だけでなく、彼らとしての人としてリーダーの興味を持つことも欠かせません。

このように、チームメンバーを単なる作業員としてではなく、個々の人間として尊重し、関心を持つことは、彼らとの信頼関係を構築し、組織全体のモチベーションを高める上で不可欠です。

常にメンバーの貢献を認識し、適切な称賛や報酬を提供することが、リーダーとしての重要な役割です。

4.助けようとしている人々を攻撃する誤った欲求

「助けようとしている人々を攻撃する誤った欲求」は、リーダーシップにおいて致命的な習慣です。

チームメンバーや同僚が提供するあなたへのフィードバックや助言を受け入れることは、成長と学びの機会です。

しかし、この習慣が強調されると、チーム内の信頼関係が損なわれ、建設的なコラボレーションが妨げられます。

リーダーは、素直にフィードバックを受け入れ、問題解決に積極的に取り組むことで、チームの成長と発展を促進する役割を果たすべきです。

感情的な反応や攻撃的な態度は、チームの雰囲気を悪化させ、協力関係を壊す可能性があります。

リーダーは、建設的な対話を通じて問題を解決し、チーム全体の目標に向けて前進するための環境を育成することが重要です。

5.自分の欠点を善とし優れた特性とする誤った考え

「自分の欠点を善とし優れた特性とする誤った考え」は、リーダーシップにおいて致命的な習慣です。

成功や地位に慣れると、自らの欠点を美化し、正当化する誤った傾向が生まれます。

しかし、これは自己成長と発展の妨げになります。

リーダーは、謙虚さと自己反省を持ち、自らの欠点や失敗を率直に認めることが重要です。

このような素直な姿勢が、信頼関係を築き、組織全体の成長を促進します。

リーダーは、自らの行動や考え方を見つめ直し、改善の余地があるかどうかを常に自問し、成長の機会と捉えることが重要です。

このようなリーダーシップのアプローチは、チームメンバーにも示唆され、組織全体の文化と価値観を向上させる助けとなります。

なぜ5つの習慣を改善するとリーダシップを発揮することができるのか?

リーダーシップを発揮するために、5つの習慣を改善することには以下の理由があります:

  • 信頼関係の構築: 適切なフィードバックを提供し、チームメンバーを尊重することで、信頼と協力関係が築かれます。
  • モチベーションの向上: 適切な称賛や報酬を与えることで、チームメンバーのモチベーションが高まり、成果が向上します。
  • 効果的な意思決定: チームメンバーの意見や視点を尊重し、冷静かつ柔軟に対応することで、より効果的な意思決定が可能となります。
  • リーダーの成長: 自己反省と成長意識を持つリーダーは、常に学び続け、チームや組織全体の成功に貢献することができます。

これらの習慣を改善することは、リーダーシップを発揮し、チームや組織の成功に不可欠です。

<参考>「非常に成功した人々を制限する20の悪い習慣」

以下の20の習慣がマーシャル・ゴールドスミス氏が提唱する「非常に成功した人々を制限する20の悪い習慣」(失敗する20の悪い習慣)のリストです。

上記の5つの習慣以外にも思い当たる部分があれば、改善することであなたのリーダシップ力がアップさせることができるヒントになると思います。

  1. 勝ちすぎること:すべての状況で勝ちたいという必要性。
  2. 価値を過剰に追加すること:すべての議論に自分の意見を加えたがる強い願望。
  3. 判断すること:他者を評価し、自分の基準を押し付けたいという必要性。
  4. 破壊的なコメントをすること:機知に富んでいると思われる不必要な皮肉や切り込み。
  5. “No”、“But”、または“However”で始めること:これらの否定的な修飾語を過剰に使用し、皆に「私は正しく、あなたは間違っている」と暗示する。
  6. 自分がどれだけ賢いかを世界に語ること:人々に自分が思っているよりも賢いことを示したいという必要性。
  7. 怒って話すこと:感情の不安定さを管理ツールとして使用すること。
  8. ネガティブな考えを共有すること:求められていない場合でも、ネガティブな考えを共有したいという必要性。
  9. 情報を隠すこと:他の人に優位性を保つために情報を共有しないこと。
  10. 適切な賞賛や報酬を与えることができないこと:賞賛や報酬を与えることができない無力さ。
  11. 自分の貢献を過大評価すること:どんな成功に対しても自分の貢献を過大評価する最も迷惑な方法。
  12. 言い訳をすること:迷惑な行動を永続的なものとして再配置し、それに対して人々が許しを与える必要性。
  13. 過去にこだわること:自分から責任を逃れ、過去の出来事や人々に非を押し付ける必要性。
  14. 好みを持つこと:誰かを不公平に扱っていることに気づかないこと。
  15. 後悔を表現しないこと:自分の行動に責任を負い、間違いを認めることができない、または自分の行動が他者にどのように影響を与えるかを認識できないこと。
  16. 聞かないこと:同僚への最も受動的な尊敬のない形。
  17. 感謝の意を表すことを怠ること:最も基本的な無礼の形。
  18. 伝令を罰すること:通常、私たちを助けようとしている無害な人々を攻撃する必要性。
  19. 責任転嫁すること:自分以外のすべての人を非難する必要性。
  20. 「私」であることへの過剰な必要性:自分の欠点を美徳として持ち上げる必要性。

*太文字が今回ピックアップした5つの習慣(理解しやすい日本語に意訳している部分があります)

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